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[2645] 氷の将校と魔性の青年の物語 その8
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リンドウノ 2017/2/25 (Sat.) 18:54:20

 次回、最終話です。辺境で好き勝手書き散らかしてますが、もし最初から読んで下さった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました。ハルビン編書き足したいな。

++++++++++++





 ヴィクトル・ニキフォロフから勝生勇利に宛てた手紙
(1975 某所)


 ユウリ。

 今一度、お前の名を呼ぶことを許して欲しい。

 ワルシャワでお前に再会できる日を待ちわびている。
 ここまで来る為に、一体どれだけの時間が必要だっただろう。お前にどれほどの葛藤があり、俺にどれだけの懺悔が必要だったことか。
 それでも幾つかの偶然と必然と善意によって、俺たちは邂逅する。

 どうか必ず、約束の地に来てくれ。









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[2646] 氷の将校と魔性の青年の物語 最終話
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リンドウノ 2017/2/25 (Sat.) 19:17:26

(1989 モスクワ)





 西郡優子様

 お元気ですか。長谷津の桜はそろそろ見頃でしょうね。
 僕はと言えば、ヴィクトルが天に召されて後も桜を見ることなく、この地で何度目かの遅い春を迎えています。

 優ちゃん。時々思うんだ。一体僕たちの、この数奇な運命を誰が想像し得ただろうかと。

「もし俺たちに他の人生があっても」

 去り行く前、ヴィクトルは言ったんだ。まるで聖人のように気高く、白く美しい貌を僕に向けて。

「それでもお前は、俺が離れずにお前の側にいる事を許してくれるかい?」


 ああ今、この街を覆う灰色の陰鬱な雲の隙間から僅かに光が射したよ。
 あれは早春の空、彼の、ヴィクトルの瞳の青だ。





++++++++++++






 そうして私は、残されたいくつかの手紙と日記の断片を丁寧に紐で綴じて、手のひらでそっと撫でる。
(TVのニュースは遠い国に永く横たわっていた壁の話題でもちきりだ)

 かつて、北の大地で出会った二つの人生をなぞるように。
 もう戻らない幼馴染の魂が、今もあの地にある事を確認するように。




 氷の将校と魔性の青年の物語  完




++++++++++++


 というわけで、戦前戦中戦後50年に渡る愛の物語、完。此処までお付き合い下さった方がもしいらっしゃいましたら、ありがとうございました。

 、、、お前ら、スケートしろよ。

 ラストシーンをベルリンの壁崩壊にしたのは大体その年の前後にホンモノのリビングレジェンド誕生したよねーというオチ。

Re:氷の将校と魔性の青年の物語 最終話
みゆ 2017/2/25 (Sat.) 21:44:17
おおお…!
戦前戦中戦後の浪漫、ついに完結しましたか…!
どんな具合に終わるんだろう、と思ってましたが、「こう来たか…」と。
やっぱり「薄い本」を出すべきだと真剣に思っちゃうですよ。
現パロは二次創作の花っすけど、ここまでのものは、なかなか…。
マニアックにニーズありそうですけどね?
1989年のモスクワだと、「私が赤の広場に立っていた」2年後ですか…。
大作、お疲れ様でした&御馳走様でした〜!

Re:氷の将校と魔性の青年の物語 最終話
リンドウノ 2017/2/26 (Sun.) 21:00:30
みゆ様こんばんは、ようこそいらっしゃいませ。

ユーリ!!!全く関係なく書き散らかした戦前戦中戦後50年にかけての浪漫、読んで頂きありがとうございました!まさか最後まで書く事になるとは思ってなかったのですが、振り返るとシベリア編に対してハルビン編超あっさりですね、なので少しずつ書き足して別場所にアップするつもりです。

そして、おお、ロシアいやソ連邦行かれてましたか、しかも赤の広場。あの頃のソ連旅行するってかなり面倒くさそうな印象なのですが、如何だったのでしょう?かくいう私は壁崩壊の翌年か翌翌年の東ベルリンに行っておりましたねー、そう言えば。東に入った途端に路駐してる車が何十年前のものに変わってて一瞬デロリアンにでも乗ったような錯覚を覚えましたし、漫画や映画でしか知らなかった東側滞在は想像以上にメンタルヤバくて一泊してる最中考えてたことは早く西側に帰りたい、だけでしたけどねー、しみじみ。
コメントありがとうございました!

Re:氷の将校と魔性の青年の物語 最終話
みゆ 2017/2/27 (Mon.) 21:46:50
「あの頃のソ連はどうだったのか」とのご質問に答えて、一発。
「食べるものがチキンとキュウリばっかりでした」、この一語に尽きます。
外国人が泊まれるホテルは「決まっていた」んで、「それなりの食事が出る筈」なのに、判で押したようにチキンとキュウリで、何処へ行ってもチキンとキュウリ。
今から思うと某チェルノブイリの呪いだったかも…。翌年でしたしね!

Re:氷の将校と魔性の青年の物語 最終話
リンドウノ 2017/2/28 (Tue.) 19:25:51
みゆ様こんばんは、ようこそいらっしゃいませ。
いやあ、ディープ過ぎるソ連旅行ネタですね、、、ひょっとしてひょっとしなくてもやはりアレですかね、、、いやあ、おそロシア、まじおそロシア。
コメント、ありがとうございました!

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[2648] ハルビン編チラ見せ(ヴィクトルver.)
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リンドウノ 2017/3/2 (Thurs.) 21:53:10
 ヴィクトル・ニキフォロフから同胞ユーリ・プリセツキーに宛てた手紙
(1939 ハルビン)


 故郷レニングラードから遠く離れた地で、俺は俺の唯一の花を見つけたよ。
 彼は、そうだユーリ、お前と同じ名を持っている。


 始まりはハルビン、故郷を思わせる美しい街で開かれた夜会だった。
 馳走にも談笑にも飽きた俺は何だか夜風にあたって孤独になりたくなった。ふらりと足を運んだ二階のバルコニーには残念ながら先客がいた。分厚い丸眼鏡をかけた東洋人。地味な、此れといって特徴のなさそうなその青年を俺が暫く眺めていたのは、野暮ったい背広の下の引き締まった筋肉と背筋の伸びた姿勢で、彼が軍人であることを察したからだ。歳は、幾つだろう?丸眼鏡ごしの瞳が穏やかにこちらを振り返った。彼は居住まいを正すと、この街で知られた貿易商会の名をあげて俺に挨拶した。僕の名前は勝生勇利、貴方のお噂はかねがね伺っています、と言った具合に。

 なるほどね、あの男の差し金か。
 俺はすぐに、最近俺の周辺をやたら彷徨いている貿易商の、のっぺりした顔を思い出したよ。
(ここでは詳細には触れないでおく。近頃起こった国境地帯での出来事に於いて我々と彼等の間に生じている敵対関係、とだけ書いておこう)

 しかし目先の好奇心が警戒心を常に上回るのが俺の悪癖でもあり美徳だ。
 数時間後には俺とその青年は二人して、床の上に空の酒瓶を何本も転がし、へべれけになっていた。その前に彼ーユウリが、すんなりと自分は軍属であり最近この街に赴任して来たばかりなのだと明かしたので少々驚いたが。成る程、確かにこの青年は軍直属の諜報機関の連中とは全く異なる匂いを持っているし、あの貿易商の子飼いという訳でもなさそうだ。但し、まるきり無害な存在と思って油断していると足元を掬われる、といった所だろう。

 俺は知らず知らず、この新たな興味深い対象となった青年を頭から爪先までじっくりと眺めていた。汗をかいたのだろう、度の強い眼鏡を外した下には十代の少年と言っても通りそうな童顔、大きな焦げ茶色の瞳。ふと彼が顔を上げてまるで蕾が綻ぶようにぱっと微笑んだ。小々波のような談笑に交じって聞こえる音楽。

 君は踊れるのかい?
 真夜中を過ぎた邸宅のソファに寝転がった俺がそう問いかけると、絨毯の上でこれまた無防備に座り込み身体にアルコールをたっぷり含んだ彼は、印象的な大きな瞳で俺を見上げて笑ったんだ。ええ、ワルツでもタンゴでもなんだって。上司に知れたら鉄槌ものですね!

 ハルビンの夜、階下の大広間から聴こえるバンドの音楽に合わせて俺達はステップを踏み夜を明かした。

Re:ハルビン編チラ見せ(ヴィクトルver.)
みゆ 2017/3/2 (Thurs.) 22:03:14
来た来た来た…!
これが「男同士の相合傘」ならぬ「男同士のタンゴ」ですね!
いやあ、素敵です、こういうのいいなあ…。
ハルビン編の冒頭も「早々に」読んでいたんですけど、「コメント」コマンドが無かったもので、「コメント禁止だよね…?」と「拝むだけで」終わっておりました。
私が行ったハルビンは20年以上前とはいえ、立派に「中華人民共和国」テイスト、夜会とは無縁な街でした。そういや、真っ昼間とはいえ、町中で大停電が起こって「すっげえ困った」記憶があります。
このお話の時代だと「停電」、普通にありそう…。

Re:ハルビン編チラ見せ(ヴィクトルver.)
リンドウノ 2017/3/4 (Sat.) 14:50:58
みゆ様こんにちは、ようこそいらっしゃいませ!
おおお、やはりハルビン行かれてたのですねー、すっかり今では中華人民共和国テイストになってるらしいハルビンですが、管理人の脳内では業務用上白糖20Kgを足元に置いてこれでもかというくらいに激甘テイストに偽造しています。ハルビン編糖分80パーセント!それほぼ砂糖!な感じで。停電は、ふつーあったでしょうなあ。夜会の時とかにもあったりしたら色々妄想展開出来そう。
コメントありがとうございました。

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[2651] 氷の将校と魔性男の物語。
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リンドウノ 2017/3/7 (Tue.) 23:14:03
ええと、インフォメーション。
先日からチラ見せしていた氷の将校と魔性男のお話、pixivにアップしました。先ずは糖度80パーセントのハルビン前編。糖度0.1パーセントのシベリア後編へと続きます。興味ある方は、どうぞ。



http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7906538#chapter_0_0


、、、結構タンバッテ書いたつもりだったのに思ったよりページ数なくてちょっと悔しいざんす。

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[2653] 薄い本大作戦!
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リンドウノ 2017/3/16 (Thurs.) 08:11:29
pixivのユーリ小説ですが100users超えのタグついてますね、嬉しい。

ええと、五月に薄い本出すはこびとなりました(呆然)。
馬車馬デスロード開始ざんす。取り敢えず本文はこちら。

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[2654] 薄い本大作戦その2
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リンドウノ 2017/3/17 (Fri.) 00:17:15
これが表紙です。
R18の文字が目に痛い、、。
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[2655] 馬車馬絶賛デスロード!!!
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リンドウノ 2017/3/17 (Fri.) 21:41:59
挿し絵その1、ヴィクトル夜会にて。
漫画描きのくせにお絵描きが吐くほど苦手な管理人ですが、これから一気に4枚描くよ!

ええと、薄い本ですが、とらのあなさんに通販お願いしていますので、近日中にインフォメーション出来るんじゃないかな?と。発行は5月予定。大阪のイベントにも委託申し込みしていますがこちらは未定。そしてこのスケジュールで察してる方もいらっしゃるかもですが、関西コミティアは新刊出ません、きっぱり!
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[2656] 馬車馬デスロード
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リンドウノ 2017/3/18 (Sat.) 15:53:36
ソ連軍将校ヴィクトル。
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[2657] 薄い本大作戦 / 通販予約案内。
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リンドウノ 2017/3/18 (Sat.) 21:54:19
なんと、「地球へ、、、」以来二度目の二次創作個人誌。勿論ユーリ!!!本です。
旧ソ連軍将校ヴィクトルと帝国陸軍上等兵の勝生勇利という、謎設定。相変わらず需要が何処にあるんだか不明なカテゴリーで薄い本にチャレンジ。
5月に発行予定ですがとらのあな様で予約始まってます。

♦ とらのあな http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/51/70/040030517014.html

そしてただいま絶賛馬車馬デスロード、、、。
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[2658] 氷の将校と魔性男の物語
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リンドウノ 2017/3/21 (Tue.) 20:20:31
pixivに後編アップしました。
五月発行予定の本では、前後編に色々加筆します、紙媒体の方がお得感出るよう頑張る。

http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7956218

、、、勝生君は物語の必然上坊主頭ですが、何だかもう、別人ですね。お前どこのカツオだ?そしてお前はイクラか?な状態です。
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