カズ
[Home Page]
2009/10/17
ちゃ、ちゃうねん^^; ちょっと気分転換とかそんな感じで、な、ほら・・・・
八神捜査司令素敵だよ!(挨拶 時々子供みたいな事してればいい。
Re:あっ
気まぐれな(以下略
2009/12/8
こっそりとおいてみる -----------------
用事を作って訪れたこの場所。 久しぶりに会うことに緊張しているのか、少し冷たい手に苦笑する。 部屋の中に感じる気配に、深呼吸を一つしてから扉を開く。
「あ……」
いつもと変わらない光景があると思った扉の向こう。 少し開いた窓からの風になびく茶色い髪。 いつもつけている黄色と赤の髪留め。 それは書類に追われているはずの船の主。 ただ違うところは、髪が前にあったときよりも長くなっていることと……
「はや……て?」
上着の上からコートを羽織り、その背中に漆黒の羽があること。
「ちゃ、ちゃうねん」
はやての頬を流れる一筋の汗。
「ちょぉ気分転換とかそんな感じで、な、ほら」
部屋を泳ぐ藍色の双眸。 あわあわと動く腕。 そんなことよりも……
どうしてだろう…… 眼を離すことができなかった。 その背中にある漆黒に。
「ふぇ、フェイトちゃん?」
気付くとはやてを抱きすくめていた。 「フェイトちゃん?」
心配そうなはやての声に顔を上げる。 すぐそばにある藍色の双眸に鼓動が跳ねた。
「あ……ごめん。なんでもない」
慌てて距離を取ろうとして、引き留められる。
「なんでもないわけないやろ」
こういう時、はやては鋭い。 はぐらかすことなんてできない。 ……だけど、そのまま言う気にはなれなくて。
くしゃり
無造作に……だけど強すぎない力加減で。 すっと髪に指を通し、そっと梳くように撫でる。
「んっ」
目を細める仕草に、愛しさがこみ上げる。
「はやて……」
腕に力を込めて抱きしめる。 いっそう強くなる、ぬくもりと甘い香り。
「ん?」
きっとはやては無理に聞き出さない。 それは分かっていたけれど、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「はやてが……」 「私が?」
せかすことなく言葉の続きを待ってくれる。
「どっか行っちゃいそうに思えて……怖かった」
背にある漆黒で、手の届かない場所へと。
「なっ」
だから、背中から抱きしめた。 その漆黒が羽ばたかないように。
「そないなことせぇへんから」
髪を撫でる指が首筋に触れると、ぴくりと震えた。 そのまま指を滑らせると、インナーの布地とは違う硬質の手触り。
「しててくれてるんだ」 「なにして……」
それに沿ってシャツの襟の辺りまで指を滑らすと、何を指しているかに気付いたようで。
「不安なん?」
茶化すわけでもない。 あたたかく、やさしい声色。
「……そうかも」
その言葉に、素直な言葉が零れた。
「ねぇ、はやて」 「ん?」 「もう少しこのままでも良いかな」
返事の代わりに、もたれかかってくる身体を抱きしめた。
「なんや用事あったんとちゃうん?」 「えっと、用事ってわけじゃないけど……」 「ん?」
そのぬくもりは私の鎧を崩させる。
「その……はやての顔が見たくて……」
本当はそれだけではないけれど……嘘は言っていない。
「ほんまに?」 「だめ……だった?」 「そないなことない」 「ありがとう」
髪からのぞく朱い耳に囁いた。
▽
「ねぇ、はやて」 「なんや?」 「どこに行こうとしてたの?」
腕の中でびくりと肩が跳ねた。
「いわなあかん?」 「無理にとは言わないけど」 「あ……う……」 「はやて?」 「ちょぉ、耳貸しぃ」 「え? うん」 「えっと……な?」 「うん」
「 」
聞こえてきた意外な言葉に頬がゆるむ。
「顔、ゆるんどるで」 「しかたないよ、嬉しいんだから」 「あ……もうええやろ、私は忙しいんや!」
腕の中から抜け出そうともがくはやてを、抱きしめる。
「もうちょっとだけ」 「さっきっからそればっかりやろ」 「そうだっけ?」 「たいがいにしぃや」 「え〜」 「え〜やない! やらなあかん仕事が多いんや」 「手伝うから」 「ほんまに!?」
言ったとたん、藍が光る。 そんなにデスクワークがきらいなのかと苦笑してしまう。
「それならいい?」
手応えは十分、後は反応を待つだけ。
「う…………」
その後の返事は言わずもがな。 数時間後、司令の補佐官にとても感謝されたことを追記しておく。
どっとはらい
---------- やっと書く時間ができましたっ ということでぺたぺた← 司令祭り応援してます!
|